防草工事 その2

1着工前

元の庭の様子です。
雑草が繁茂しています。

防草工事に入りました。
以前真砂に混ぜ込んで防草する『防草名人・舗装名人』(防草工事1)という商材のご紹介をしましたが、今回は『グリーンビスタ プロ』という商品を使います。
住宅の透湿防水シートなどで有名なデュポン社製の商品です。

繊維マットを敷きつめる事で雑草の繁茂を抑えます。
排水性もありますので、水溜りなどにもなりません。

さらに雨や歩く事でいつの間にか沈下してしまう砂利の補充などが必要なくなります。



1すき取り


まずは雑草を抜き、約5センチ程、表土を取り除きます。

今回は仕上げに比較的大きな化粧砂利を入れますので少し多めに取りましたが、川砂や化粧砂などを用いる場合はもう少し浅くても良いと思います。



2 シートの敷きつめ

ロール状になっているシートを敷きつめ、専用のアンカーピンで止めていきます。
ピンの長さは種類がありますので、例えば給排水の配管などが埋まっている場合は、長さの短いものを少々密に打ち込みます。

シートも今回は1メートル巾のものを使いましたが、2メートル巾のものもありますので、範囲に合わせて選べば良いでしょう。

シートの厚みは0.5ミリ位でしょうか、文房具の下敷きよりは柔らかく、繊維が毛羽立っています。
丁寧に広げ、隙間があかないように多少重なるぐらいに施工するのがポイントですかね。



3 敷きつめ完

さすがに手では無理ですが、ハサミやカッターを使うと簡単に切る事が出来ます。
通路巾や、排水の点検口のサイズや位置に合わせてカットします。



4 化粧材入れ


建物周り全体にシートを敷きつめたら最終点検をします。
隙間のない事を確認し、いよいよ化粧材をいれます。



5 完成



砂利を敷きつめた後、水をかけて砂利を洗いました。

水を透過させるシートの性能で、排水性は抜群です。
もちろん砂利もキレイな風合いに戻りました。

ハサミやカッターを用いないと簡単には切れませんので、車が多少乗っても大丈夫ではないでしょうか。




6 最後に

シート自体は隠れてしまうので、仕上げの砂や石の選択肢がひろがります。
またコンクリートのような無機質的な仕上がりではないので、雰囲気重視の方にはお勧めです。
写真のように、施工が不必要な所の堺に使う「見切り材」もありますので、奇麗に仕上げる事が出来ます。

計算してみると、材工共のu単価は土間コンクリートを打設するよりも安価に施工出来ます。

ただしシート自体に厚みと多少の硬さがあるので、あまりデコボコした場所には追従性が悪くなる場合もあると思います。
そのような所には防草工事1で紹介した『防草名人』の方が良いかもしれません。

一度設置すると草抜きしにくいウッドデッキの下など、事前に施工しておけば、手間いらずで安心ですよ。


防草工事1へ(真砂に混ぜ込む防草工事です)






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