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 蓄熱式暖房器具設置工事


来るべき冬に備えて蓄熱式の暖房機を設置する事になりました。

設置場所には、すでにTVラックなどが設置されていました。
施主様との打ち合わせの上、カウンター材にてテレビ台を制作し、暖房器具設置に必要な寸法を確保しつつ、TVやレコーダーは少し高い位置に移動する事になりました。

写真はすでにスペース確保後のものとなります。

設置するのは『ユニデール』という商品です。
イギリスのグレン・ディンプレックス社が製造・販売しています。
日本では
パナソニック電工さんが取り扱っています。

ディンプレックス社は、電気式の暖房器具やオイルヒーターなどの分野では世界最大級の会社で、英国王室や名門ホテルなどでも愛用されています。

ユニデールは、躯体内のレンガ材に熱を蓄え、徐々に放熱するタイプの暖房器具となります。
その為、本体の質量はそれなりの重さになります。
今回は広いリビングに設置する為、少々能力の大きな器具を設置します。

レンガを含めた総重量は293Kg(!)となりますので、床下に補強をする事にしました。
幸いにも隣の部屋が和室であった為、床下から潜って補強しました。

レンガと本体は別梱包(重さを考えれば当たり前!?)でやってきました。

まずは本体を所定の位置に固定します。
段ボールで固定されている、棚のように見えているのがヒーター部です。
このヒーター部をレンガで挟み込むようにする事で熱をレンガに蓄えさせます。


同時に電気配線も施工します。
ヒーターや蓄熱関係は200V、ファンとコントローラーには普通の100Vの配線が必要になります。


これが別梱包のレンガ材です。

3個入りのパックが14個、合計42個のレンガが本体の中に納まります。レンガ1コの重さは5.5Kg、持つとズッシリと重いです。
頑張って本体近くまで運び込みます。




レンガをヒーターを挟み込みながら積み重ねていきます。


見ての通り、中はレンガで一杯になりました。いかにも蓄熱しそうですよね〜。

確かに重い(移動出来ない)のはデメリットかもしれませんが、メリットはもっとたくさんあります。

深夜電力を使うので電気代が3分の1

火気を全く使わないので、空気を汚さない

火気を全く使わないので、窓や壁が結露しない

強い温風を吹きださないので、ホコリも舞い難いし、不必要な場所(高い所など)を暖めない

ファンを回さなくても、自然放熱&ふく射熱で部屋が暖かい

寒い所で燃料補給しなくて良い


補給どころか、ポリタンクを持って買いに行かなくても良い

などなど、すべての人に優しい、尚且つ経済的な暖房器具です。

最後に化粧パネルを取り付け、結線して完成です。

納品から設置完了(電気配線も含めて)まで約4時間くらいでした。
小型のタイプなら、もっと早く終ると思います。

TV台の制作も含めて1日ちょっとで終りました。

納品に引き続いて、再びパナソニックのY課長さん登場です。
設定及び取説をしてもらいました。

横で聞いていましたが、さして難しい操作や設定はありませんでした。

コンピュータ制御でほぼお任せというのが楽チンですねぇ。






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